Jun
09

<番頭通信>今月の拵え:初役・美代吉

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『名月八幡祭』芸者・美代吉は、今まで若旦那が演じてきたお役とは全く違うタイプの女性で、
かなり早くから役作りに取り組まれ、とても苦労されているとのことです。

美代吉が最初に登場する場の衣裳は、実は初日から数日はベージュ地に水色の流水、
帯は黒と錦でしたが、検討を重ね、5日目よりこちらの衣裳に変更しました。

ますます磨きのかかる若旦那の悪女ぶり(?)、どうぞ是非劇場でお楽しみください。


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コメント(4)

歌舞伎座夜の部、名月八幡祭。
演目、こんな内容だったかしら。
こんなに面白かったでしたっけねぇ。
初役とはまったく感じられないとっても良い舞台。
怒ったり、だましたり、まくし立てたりなど、普段はされない激しい感情の起伏表現も、役作りにご苦労されたところでしょうか。
品があって、時代物を出来る方が世話物をされて、それをもうひと崩しされているのですから悪いわけがない!。
かわいくて、悲しくて、いとおしい「美代吉」でした。

夜分失礼します。初日に観劇したのですが、冒頭、衣装変更されたと伺い、さらに舞台に目が集中しそうです。昨年十一月仮名手本忠臣蔵七段目で芝雀様がバトンタッチされたその日に観劇したのですが、おかる、すごく良かったです。今月の美代吉、初役と思えないです。素晴らしいお写真ありがとうございます。早くも中日が近づいておりますが、引き続きお身体を大切に頑張ってくださいませm(_ _)m

美代吉さんを堪能させていただきました。悪女というレッテルで語られていますが、全く悪女ではない事がよくわかりました、深川芸者のごーく普通の庶民的な女性ですよね、計算高くもないし、悪女に仕立てたのが黒船到来の新助。一人よがりの妄想族、偏執狂、商売上手だがねちっとしつこい=深川の人々と対照的。美代吉さんが100両持って逃げたなら騙した、と言えるけれど、騙したというレベルの話ではないし、誰も家売ってくれなんて頼んでない。不器用な良い人、では全くない、賢くはないけど狡い。美代吉さんへの愛もない。意外と愛があるのが三次、最初金目当てかと思ったら彼女の事が大好きで甘えているだけ。店にチョロチョロ邪魔に来るのも気になるから?江戸の空気もたっぷりで、歌舞伎座でここ一年見た中で、一番観光気分に浸れた演目でもありました。美代吉さん、可愛い女性でした、ちょっとだらしないところも。どうしても2回目は見に行けそうにないので、再演楽しみにしております。

素晴らしい美代吉でした。舞台で生きていました。吉右衛門・錦之助両丈との三人のバランスもとても良く、リアルで幕末の江戸を覗いたよう。子供のときテレビで見ていた花柳章太郎や初代水谷八重子の新派の芝居も思い出しました。中央三列目で見ていましたが上手から船に乗って出られ花道から退場する場面も重要で、大道具も素晴らしかったです。手古舞の衣装の豪華さは揚巻の帯もちょっと思わせ、雀右衛門丈の面影が重なりました。今回のこの芝居は本当に新鮮で、舞台らしい舞台、演劇らしい演劇、そして、この季節の観客へのサービスに満ちた歌舞伎らしい歌舞伎でした。

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このページは、番頭が2014年6月 9日 14:47に書いたブログ記事です。

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